今回はやっぱり慣れない、口に馴染まない等の人も多いと思う紙のストローについて調べてみました
口当たりが馴染めないや時間の経過でふやけるなど、あまりいい印象が感じれませんが環境配慮に関して「世界的な事だしな〜」と思う私と同じ意見の人に向けた記事です
そもそもストローの起源は

麦稈(麦藁:むぎわら英語でストロー:straw)原料としたストローが元のヒントになり今日にいたります
筒状の形を吸い込むというものに使い方を変化する知恵はすごいですね
プラストローが有害視される理由
プラストローに感んしては、言わずがもがなマイクロプラスチックに対してであり環境問題は世界の大きな課題でもありますね。
ナショナル・ジオグラフィック誌によると、2019年のコロナ以前はアメリカだけ1日推定5億本のプラスチック製ストローが使われているというデータを発表しました
2015年頃にYouTubeで公開された、ウミガメの鼻に刺ささったストローを映像は、2021年現在までに、4,200万回以上の再生数を記録しており環境に関心があることが伺えます

紙ストローならこうはならなかった、という強い印象が世界中に広がりましたね
これを受けて日本では2022年4月、深刻化する海洋プラスチック汚染などの対策として「プラスチック資源循環法」施行されることになりました
こうして居場所のなくなったプラストローです、しかしこれは日本だけではなく世界各地で大きな動きとなりました
サンフランシスコでは罰金制度まで設けて資源と環境の取り組みを始めたが、当のストローは紙が分厚すぎてリサイクルできずに一般ゴミとして処分されるという結果に・・意に反してしまうとはこの事ですね
紙ストローが有害視される理由
さて近年の紙ストローに関する問題点ですが、低レベルではある物の「永久化学物質」が含まれているとうい事が判明した論文は発表されており物議をかもしています、少し深掘りしてみましょう
一部の包装紙などに用いられる熱や薬品に強い物質「ペルフルオロアルキル物質・ポリフルオロアルキル化合物(PFAS)」が含まれているという記事を参照に探してみると
『Food Additives and Contaminants』に掲載された研究論文があります
環境中で分解するまでに何世紀もかかってしまうことから「生分解性」ではないとされ、私たちの健康への悪影響も懸念されている。以下論文の翻訳を引用
PFASの定義を満たす4500以上の製造物質がありますが、PFASとその不純物の両方が生産、使用、および廃棄プロセスで環境に放出されるため、これらの合成物質のうち、さまざまな国の環境および保健当局による研究と立法の対象になっているのはごくわずかです。それらは環境汚染物質と見なされ、さまざまな種類の癌、発生毒性、および免疫毒性に関連しています。例えば、長鎖ペルフルオロオクタン酸(PFOA)および/またはペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)への曝露と腎臓がんおよび精巣癌、低出生体重、甲状腺疾患、および子供の免疫毒性を関連付ける疫学研究があります[3]。
論文の翻訳を引用
まとめ
プラスチックストローと紙ストローの環境および健康に関する懸念点は多岐にわたります
プラスチックストローは、リサイクルが難しく、自然環境に流出しやすい特性があり海洋に流れ込むと、紫外線や波の力で微細なマイクロプラスチックに分解され、海洋生物が誤って摂取する危険性があります
毎年約800万トンのプラスチックが海洋に流出し、生態系に悪影響を及ぼしており消化器系への影響や化学物質の浸出による健康リスクも指摘されています
特に、ポリプロピレンなどの素材は、熱や酸性の飲料と接触することで化学物質が溶け出す可能性があります
一方、紙ストローは生分解性があり、プラスチックによる海洋汚染を軽減する可能性がありますが、製造過程での資源使用や温室効果ガスの排出が問題視されています
紙ストロー製造品においては約90%からPFAS(ペルフルオロアルキル物質)が検出されており、これが健康リスクを引き起こす可能性が懸念されています
これは人体に蓄積し、血中コレステロールの上昇や免疫系の機能低下、特定の癌のリスク増加と関連視されています
総じて、プラスチックストローと紙ストローのどちらにも環境や健康に対する懸念点が存在します
持続可能な代替品への移行やリサイクル技術・さらに使う我々個人の向上が求められています
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